太陽や冷海水などの再生可能エネルギーを利用したエアコン機器が実用化の段階に近づいていることが、エジプト・カイロで開かれた国連環境計画(UNEP)と米国冷暖房空調工業会(ASHRAE)共催の会議で示された。これら再生可能エネルギーによる冷却技術が実用化されれば、温室効果ガスである代替フロン(HCFC)の廃止と気候変動の緩和に向け、大きく前進することになる。また、省エネ性能の高い製品への買い替えによって雇用が生まれ、グリーン・ビジネスのビジネスモデル確立につながるとも期待されている。会議には、世界各地からの研究者150人以上に加え、オゾン層に関するモントリオール議定書の関係者が参加。冷却装置部門の最新の開発成果の報告とともに、知見や技術面・費用面のデータの共有も行われた。議論された技術は主に、熱駆動型水冷技術、蒸気圧縮式冷却技術、吸収式冷却技術、太陽熱利用の冷却システム、産業用冷却技術、代替冷媒など。また、技術移転の促進や研究の奨励の重要性が訴えられた。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 代替フロン | 温室効果ガス | オゾン層 | エアコン | ソーラー | 国連環境計画 | UNEP | モントリオール議定書 | HCFC |
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