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 ボン条約第11回締約国会議、移動性野生動物の保護強化に合意

発表日:2014.11.09


  エクアドルで開催されていたボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約)締約国会議(COP11)が、移動性野生動物の保護を強化することに合意して2014年11月9日閉幕した。会議の結果、各国が提案していたホッキョクグマ、アカボウクジラ、シュモクザメ、リーフオニイトマキエイ等、絶滅の危機に瀕する31の移動性野生動物が保護対象種へ追加された。また、アカウミガメなど3種の個別行動計画、移動性鳥類の中毒リスク防止ガイドラインが採択され、移動性野生動物にとっての脅威である密猟や乱獲への対策強化も合意された。海洋についてはプラスチック等のごみ、クジラの生け捕り、船を利用した野生動物観察に関する決議等が採択された。さらに今回初めて、再生可能エネルギー技術(風力タービン、太陽光パネル、ダム等)のコウモリや鳥類、クジラへの害が議題となり、これらの開発は野生動物への影響に配慮して行うことが決まった。会議には各国政府等から過去最大となる900人以上が参加し、その多くが本会議はCOPの歴史における大きな節目となったと述べた。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 再生可能エネルギー | 野生動物 | 絶滅危惧種 | 国連環境計画 | UNEP | 保護 | 海洋ゴミ | ボン条約 | 移動性動物
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