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 アメリカエネルギー省、プラスチック排出削減のために多額の資金を提供

発表日:2022.01.11


  アメリカエネルギー省(DOE)は、使い捨てプラスチックの製造や廃棄に伴うエネルギー消費量と二酸化炭素排出量を削減する次世代のプラスチック技術に1,340万ドルの資金提供を行うことを発表した。使い捨てプラスチックは製造時や廃棄時に大量の二酸化炭素を発生させ、リサイクルが困難で、同国の海岸や近隣地域を汚染している。使い捨てプラスチックが製造時に必要とするエネルギーは、同国の総エネルギー消費量の3%以上を占めている。しかし大半がゴミ処理場に廃棄され、リサイクルされているプラスチックは10%にも満たず、そのほとんどが価値の低い製品に再利用されている。資金提供先には、プラスチックを付加価値のある化学物質や新素材に変換する技術の開発、無限にリサイクル可能な多層フィルムの開発など、産業界や大学が主導する7つのプロジェクトが選定された。こうした技術は廃棄物を減らし、温室効果ガス汚染を削減して、気候変動に関する目標達成に近づけるものとなる。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | アメリカエネルギー省 | 二酸化炭素排出量 | 新素材 | エネルギー消費量 | 使い捨てプラスチック | 資金提供 | 次世代プラスチック技術 | ゴミ処理場 | 多層フィルム
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