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 アメリカ国立科学財団、電気自動車用バッテリー再利用による二酸化炭素排出量削減の方法を紹介

発表日:2021.12.09


  アメリカ国立科学財団(NSF)は、同財団が助成した研究結果として、使用済みのリチウムイオン電気自動車用バッテリーを再利用し、二酸化炭素排出量を削減する方法を紹介した。バッテリーの化学的性質、再利用、リサイクルがバッテリーのエネルギー出力と環境にどのように影響するかを調査した結果、リサイクルする前にその他の用途に再利用することで二酸化炭素排出量を最大17%削減できることが判明した。リチウムイオンバッテリーは現在、性能を重視して設計されており、再利用やリサイクルを考慮していないが、寿命は通常12年以下で、その後自動車を駆動する能力を失う。リチウムイオン電気自動車用バッテリーを分解して内部の原料を取り出すリサイクル設備の需要は供給を上回っていて、今後数年間にリサイクルが必要となる使用済みバッテリーの量を考えると、この需要はさらに増加する。同研究は、性能ではなく持続可能性を重視したバッテリーを製造するための鍵となる。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | EV | アメリカ国立科学財団 | バッテリー | 二酸化炭素排出量 | 再利用 | リチウム | 化学的性質 | リチウムイオン電気 | エネルギー出力
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