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 国際再生可能エネルギー機関、グリーン水素が世界経済の新たな原動力となると指摘

発表日:2022.01.15


  国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、グリーン水素が世界経済にもたらす可能性について報告した。2050年までに水素の30%以上が国境を越えて取引される可能性があり、その割合は現在の天然ガスよりも高く、現在すでに30以上の国と地域で取引が計画されている。水素製造の技術的可能性は、世界の需要予測を大幅に上回っていて、安価な再生可能電力を利用できる国は、競争力のあるグリーン水素を生産するのに最も適している。チリ、モロッコ、ナミビアなどの国々は、今後はグリーン水素の輸出国になると考えられる。中国、日本、欧州では先行して製造が行われているが、技術革新によって現在の製造状況はさらに変化すると予測される。グリーン水素は市場に新たな多様な参加者をもたらし、権力を少数から多数に移すものである。国際的な協力により、水素市場はより民主的で包括的なものとなり、世界的な脱炭素化の格差の拡大を防ぎ、先進国にも発展途上国にも機会を提供することができる。

情報源 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 環境総合
キーワード 水素 | 国際再生可能エネルギー機関 | モロッコ | チリ | ナミビア | 脱炭素化 | 需要予測 | グリーン水素 | 再生可能電力 | 水素市場
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