世界気象機関(WMO)は、スペイン気象庁などが運営し、欧州、中東、北アフリカにおける砂塵嵐の予報と警報が入手できるウェブサイトを紹介した。特にサハラ砂漠や中東などの砂漠地帯では、早期警報システムや緩和計画の策定を支援するために、正確な情報や予測の必要性が高まっている。2010年以降、同サイトでは、ダストの予測や観測、鉱物性ダストに関する研究の進展などの情報を提供している。太陽光発電所の管理者、航空関係者など、さまざまな分野の人がユーザーコミュニティに参加していて、サイトへのアクセス数は、月に約1万件と大幅に増加した。こうした需要の高まりに対応するため、サイトのデザインを全面的に変更し、多くの機能性とアクセスのしやすさを実現した。砂塵嵐は、環境、健康、農業、社会経済的福利に大きな影響を与えるため、ここ数十年で世界的に深刻な問題となっていて、この問題に取り組むことは、国連が設定した持続可能な開発目標(SDGs)のうちのいくつかの目標と一致している。
情報源 | 世界気象機関(WMO)ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 世界気象機関 | 砂漠 | 砂塵嵐 | SDGs | サハラ砂漠 | スペイン気象庁 | 早期警報システム | 緩和計画 | 鉱物性ダスト | 航空関係者 |
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