カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、特定のプラスチック製品について、リサイクル素材の最低含有率の規制を策定する協議を開始した。同国では毎年300万トンのプラスチックごみが捨てられていて、そのうちリサイクルされるのは10%以下である。つまり、同国で排出されるプラスチックごみの大部分は、埋め立てられたり、汚染として環境に入り込んだりしていて、野生生物やその生息地にリスクを与えている。そのため同国政府は、2030年までに特定のプラスチック製品のリサイクル率を少なくとも50%に引き上げることとしている。今回の協議により、再生プラスチックの需要を高め、埋立地や環境に流入するプラスチックの量を削減し、プラスチックの循環型経済の促進を目指す。また、2030年までにプラスチック廃棄物をゼロにするという同国の戦略にとっても、重要な要素となる。国際的には、同国政府は2018年に「海洋プラスチック憲章」を先導し、発展途上国のプラスチック汚染対策に1億ドルを投じている。
情報源 | カナダ環境・気候変動省(ECCC)ニュース |
---|---|
国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省(ECCC) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 野生生物 | 規制 | 生息地 | プラスチックごみ | リサイクル率 | カナダ環境・気候変動省 | 循環型経済 | プラスチック製品 | リサイクル素材 | 最低含有率 |
関連ニュース |
|