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 フィンランド環境研究所、ボランティアによるごみのモニタリング活動を評価

発表日:2022.05.05


  フィンランド環境研究所(SYKE)は、同研究所が行っている海洋ごみの量、種類、発生源のモニタリングや調査活動に参加しているロータリーと行政区の活動内容、およびその重要性について解説した。同活動にはロータリーの3つのクラブと約20人の会員が参加し、ヘルシンキ近郊の海岸で2.5cm以上のごみを数え、分類し、春、夏、秋に実施されるモニタリングを交代で行っている。モニタリングの結果、海岸ごみの約90%はプラスチックで、都市部の海岸ごみの70%はタバコの吸殻であることが判明した。その他、食品包装、フォームラバー、ボトルキャップ、ビニール袋やロープなどが捨てられている。ごみの投棄は海洋環境を脅かす世界的な問題の一つであり、投棄を抑制する方法をより効果的に特定できるようにするためには、情報が必要である。同結果は、海洋環境の状態の評価、ごみの廃棄削減に向けた方策の効果のモニタリング、ごみの発生源の特定などに利用される。

情報源 フィンランド環境研究所(SYKE)プレスリリース
国・地域 フィンランド
機関 フィンランド環境研究所(SYKE)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード モニタリング | プラスチック | フィンランド環境研究所 | 海洋ごみ | ビニール袋 | ロータリークラブ | タバコ
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