スウェーデン政府は、風力発電のMarkbygden Vind AB社に対し、1101基の風力発電機(ウィンドファーム)の設置を許可すると発表した。ピーテオー市のMarkbygden地区への設置により、国内の現在の風力発電量の4倍、年間12TWhの発電が可能となる。建設期間は2021年の12月末日まで。許可に際し、政府は、設置地域でのトナカイの放牧業への影響は小さいと見られると判断。企業側もトナカイの放牧活動への補償を行う。また、州の行政当局等との協議により、企業側がトナカイの放牧に風力発電が及ぼす影響を調査することとなった。なお、EUの自然保護ネットワーク「ナチューラ2000」地区への影響は少ないと見られ、企業側もナチューラ2000地区、自然保護地区、重要な湿地等を避けて立地すると約束している。環境省のカールグレン大臣は、事業について、「スウェーデン史上最大の風力発電事業で、実現すれば、再生可能エネルギーによる電力量の伸びは、200万世帯の消費量に匹敵する量になる」と期待を示した。
情報源 | スウェーデン環境省 プレスリリース |
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国・地域 | スウェーデン |
機関 | スウェーデン環境省 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | 湿地 | 自然保護 | スウェーデン環境省 | ウィンドファーム | 環境影響 | トナカイ | 放牧 |
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