カナダ農業・農産食品省は、カナダ政府が同国の企業に対し、高効率の肥料を製造する技術開発に、最大1,685,858カナダドルの投資を行うことを発表した。同技術は有機廃棄物を、栄養分と土壌を形成する炭素を豊富に含む、高効率の肥料に変換するものである。土壌に吸収されずに残る栄養素が少ないため、温室効果ガスの排出や水路の汚染などのリスクを軽減することができる。同国政府は、気候計画を発表して以来肥料の持続可能性の向上に取り組み、2030年までに肥料の温室効果ガス排出量を2020年比で30%削減するという国家目標を発表した。ウクライナ紛争後、同国の作物や農産物に対する需要がさらに高まり、輸出や世界食糧銀行への拠出が行われている。同国では世界の肥料供給の12%を生産しており、毎年75か国以上に輸出している。そうした同国による高効率肥料の製造という新しいアプローチは、温室効果ガスの削減という目標に向けた重要なステップとなる。
情報源 | カナダ農業・農産食品省 ニュースリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ農業・農産食品省 |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | ウクライナ | 土壌 | カナダ | 肥料 | 高効率 | 栄養分 | 有機廃棄物 | 農産物 | カナダ農業・農産食品省 |
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