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 イギリス自然環境研究会議、生物多様性の経済的価値を評価する研究の開始を発表

発表日:2022.11.08


  イギリス自然環境研究会議(NERC)は、生物多様性の重要な経済的価値と、それがどのように経済を支えているかについての理解を深めるための複数の新しい研究の開始を発表した。同国には7万種以上の動物、植物、菌類、微生物が生息しているが、同国は世界で最も自然が枯渇している国の一つでもある。同研究は英国研究・イノベーション機構(UKRI)から640万ポンドの提供を受けて複数の重要な分野を研究し、炭素クレジットのように、市場取引や投資のために生物多様性を評価する、世界初の生物多様性クレジット基準を開発する。具体的には、ウェールズ、タンザニアなどの森林を利用して自然を評価するための新しい国際的アプローチを検証し、森林の価値を自然資本勘定に統合する方法を模索し、また、海洋生態系の経済的、生態学的、社会文化的な価値を決定しグリーン投資オプションの共同開発に組み込む。同研究は、各国政府が気候変動と生物多様性の損失に取り組む中、生物多様性への投資拡大と管理の改善を推進するものとなる。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC) ニュース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 森林 | イギリス自然環境研究会議 | 海洋生態系 | 経済的価値 | タンザニア | ウェールズ | 炭素クレジット | UKRI | グリーン投資オプション
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