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 国連、自然界の回復を目指す先進的な取り組みを認定

発表日:2022.12.13


  国連環境計画(UNEP)は、国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)にて、自然界の回復に貢献した世界中の10の画期的な取り組みが、国連による認定を受けたことを報じた。これらの取り組みは「国連生態系回復の10年」の旗印の下に選出され、国連の支援による助言、資金提供などを受けることができる。国連は2030年まで、認定に向けた取り組みを定期的に募集するが、今回はその初回となる。認定を受けた取り組みには、伐採、農業の拡大などにより縮小し、断片化した大西洋岸森林の保護と回復を実施しているブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの活動、ジュゴンを含む海洋生態系を改善するためのアブダビの海洋再生、アフリカ連合によるアフリカ全土のサバンナ、草原、農地の回復、インドのガンジス川流域の森林再生や持続可能な農業の推進、中米の乾燥地域の6か国による森林再生などが含まれる。10の取り組み全体で、6,800万ヘクタール以上の土地を復元し、約1,500万人の雇用を創出することを目指している。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 自然環境
キーワード 国連 | 森林 | 国連環境計画 | COP15 | ブラジル | パラグアイ | アブダビ | ジュゴン | 大西洋岸 | 国連生態系回復の10年
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