国連環境計画、チリの泥炭地の価値に対する認識の高まりを報告

発表日:2020.07.28

国連環境計画(UNEP)によると、チリの地表の約3%、230万ヘクタール以上の面積が泥炭で覆われており、1万8千年以上にわたり約4.8ギガトンの炭素が蓄積されている。これはチリの森林のバイオマスに蓄えられている炭素の約5倍の量に相当する。チリ最南端の地域には200万ヘクタールの泥炭地があり、泥炭の平均的な深さは5.5メートル、中には12メートルにも及ぶ所もあるが、チリの泥炭地の総面積は未算出であるため、チリ政府は2021年までに国内の泥炭地の範囲を記録化する計画である。チリでは泥炭地の重要性についての認識が不足しており、農林業等への利用のため排水して乾燥化させる事により火災が発生したり、園芸用に泥炭やコケが採取されたりする等により、炭素吸収源から炭素供給源へと変わりつつある。このため、チリ政府では泥炭地を保護する法案が検討され始めており、2020年に「国が決定する貢献(NDCs)」に泥炭地を含めること等、チリの泥炭地戦略を策定する計画である。

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