絶滅したと考えられていたビクトリアグラスランドイアレスドラゴン(Tympanocryptis pinguicolla)が、ワダウラング・カントリーで54年ぶりに発見された。かつてメルボルン西部の草原ではよく見かけられたが、生息地が失われたことやキツネや野生のネコなどの天敵に襲われるなどによりその数は減少した。オーストラリア政府は、ビクトリア州政府及びビクトリア動物園と協力して、トカゲを嗅ぎ分ける探知犬の訓練や、種が再び失われないようにするための繁殖プログラムなどを通じてこの種を確実な回復を試みている。探知犬の使用は、この種や他の絶滅の危機に瀕するオーストラリアのトカゲやヘビの保護に大きな変革をもたらす可能性があり、政府の新たな絶滅をゼロにするという目標の達成にも貢献するだろう。ビクトリアグラスランドイアレスドラゴンは最近、絶滅危惧ⅠA類「近絶滅種」に指定され、オーストラリアのすべてのトカゲやヘビの種の中で最も危機にさらされていることが確認されている。
情報源 | DCEEW News and Media |
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国・地域 | オーストラリア |
機関 | オーストラリア 環境・エネルギー・環境変動庁(DCEEW) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | 生息地 | オーストラリア | ビクトリア州 | 草原 | メルボルン | トカゲ | ビクトリアグラスランドイアレスドラゴン | ビクトリア動物園 | 探知犬 |
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