カナダ政府は、自然保護団体ザ・ネイチャー・コンサーバンシーが、オンタリオ州ライス・レイク・プレーン地域にあるヘーゼルバード自然保護区の土地117ヘクタールを取得したと発表した。オンタリオ州最大規模の草原地帯であるライス・レイク・プレーンは、かつては、1万7200ヘクタールもの草原が広がっていたが、1992年には、当初の規模のわずか12%、2100ヘクタールに減少。今回取得した土地には、クロガシの群落や、トウブシシバナヘビやホイッパーウィルヨタカなどの生息地があり、カーナーブルー(チョウ類)の主餌であるワイルドルピナスの希少な生育地にもなっている。今回のプロジェクトは、カナダ政府の自然地域保全計画から一部資金提供を受け、民間部門との協力のもとに実現した。カナダ政府が進める2億2500万ドル規模のこの計画は、環境を保全し、貴重な自然遺産を次世代に遺すための重要な取り組みである。同計画のもと取得された土地は、2011年3月現在で、16万796ヘクタールにのぼり、101種もの絶滅危惧種の生息地が保全されたという。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | カナダ環境省 | 自然保護 | 生息地 | 自然地域 | 草原 | ザ・ネイチャー・コンサーバンシー | 保全計画 | オンタリオ州 |
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