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 ドイツ、気候変動対策目標達成に向けた順調な歩みを示す研究報告を発表

発表日:2011.12.02


  ドイツ連邦環境省は、2020年気候変動対策目標への進捗状況に関する調査の中間報告を発表した。ドイツは、2020年までに1990年比で温室効果ガス40%削減を目標としている。これは、IPCCが気温上昇を2℃以内に抑えるために先進国に求めている「2020年までに25~40%削減」の上限に当たる意欲的な値である。この目標に対し、今回の中間報告は、現行の政策がすでに効果を示しており、2020年までに約35%削減が可能との見通しを示した。目標の達成には、約7000万トンのCO2削減に相当する追加的対策が必要だが、これは今後10年で十分実施可能としており、その対策として欧州排出量取引制度における目標の引き上げ、エネルギー関連の法令改正、再生可能エネルギー利用強化、建物改修における税制優遇等を挙げている。レトゲン大臣は、2012年には、EUエネルギー効率指令の承認、EU排出量取引制度の目標引き上げ、コージェネレーション法・再生可能エネルギー熱法・省エネルギー令の改正が行われるとして、今後の対策強化の見通しを示した。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 省エネルギー | 気候変動 | 温室効果ガス | 排出量取引 | ドイツ連邦環境省 | IPCC | エネルギー効率 | 削減目標 | 気温上昇
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