ドイツ連邦環境大臣は、このたび欧州委員会が発表した2つの行動計画「2050年の低炭素経済に向けての行程表」と「エネルギー効率計画2011」を評価すると発表した。行程表は、2050年までに温室効果ガス排出量を1990年比で80%削減するというEUの目標に向け、段階的に削減する道筋を示したものである。ドイツ連邦環境省が、ポツダム気候変動研究所やオックスフォード大学等に委託し行った研究報告書「ヨーロッパの新たな成長の道筋」によれば、こうした気候変動政策は経済成長をもたらすだけではなく、2020年までに600万の雇用を創出することが見込まれるという。一方、エネルギー効率計画は、2020年までに20%の効率改善を明記している。欧州委員会では、同計画の実行期間中に、進捗状況を見極める管理システムの導入を予定しており、その結果が2013年に調査され、目標を下回っている場合にはEU加盟国に拘束力を持った規定値が定められる見込みである。ドイツ連邦環境大臣は、目標達成のためには拘束力をもった具体的な施策が必要であるとし、この厳格なシステムを歓迎している。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | 気候変動 | 低炭素社会 | 温室効果ガス | 計画 | EU | ドイツ連邦環境省 | BMU | エネルギー効率 | 削減目標 |
関連ニュース |
|