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 アメリカ環境保護庁(EPA)、データセンターをエネルギースターの対象品目に追加

発表日:2010.06.07


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、単独型データセンターと大規模データセンターがある建物を、エネルギースター・ラベルの対象品目に追加したと発表した。ラベルの取得には、EPAのエネルギー性能基準(UPE)に基づくエネルギー効率が、全データセンターの上位25%に入っている必要があり、該当の建物について有資格専門家によるエネルギー性能の検証を受け、EPAに申請して承認を得る。データの保管、通信、インターネット関連サービスなどを扱うデータセンターは、経済活動全体にわたって多数存在し、消費エネルギーは米国の電力消費量全体の1.5%、そのコストは年間45億ドルにのぼる。10%の効率改善で年間60億キロワット時超の大幅な省エネルギーが可能とみられ、エネルギー効率の改善は、データセンターにとってエネルギーとコストの削減になり、気候変動対策にもなる。効率改善の方法には、エネルギースターの認定を受けたサーバーの購入や、暖房・換気・空調機器(HVAC)の正常な動作の確保などがある。EPAは、エネルギースターを通じ、エネルギーとコストの節減につながるエネルギー管理戦略や無料ツールを広く提供している。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 気候変動 | アメリカ環境保護庁 | EPA | エネルギー効率 | エネルギースター | データセンター | 電力 | コスト
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