海外ニュース


 アメリカ海洋大気庁、太平洋深海のリモート観測を開始

発表日:2017.02.14


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、太平洋中部の深海保護区に調査船オケアノス・エクスプローラーから遠隔操作の無人潜水機(ROV)を送り、そのライブ映像を一般に公開すると発表した。これは、太平洋中部・西部のアメリカ海洋保護区の深海を調査するNOAAの科学イニシアティブ(CAPSTONE)の一環で、CAPSTONEの探査としては3年目となる今年で終了する。ROVを用いて、水深6000mの生息地、地質、海洋生物の生態を調査し、その情報を保護区の管理者や科学者等の意思決定、若者の科学知識向上等に役立てるという。2017年の探査は主に、アメリカ領サモアの海洋保護区、ローズ環礁、ハウランド島など太平洋離島海洋国定公園の周辺海域で行われる。CAPSTONEの下、これまでに様々な科学者や学生、管理者が100回を超すROV探査に参加し、ROVからのライブ映像の視聴回数は500万回以上に及ぶ。調査船は、海底の深さ・組成、海水の温度・化学的性質のデータ収集も行い、すでに30万平方km以上の海底地図を作成している。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード 海洋生物 | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | 海洋保護区 | 生息地 | 観測 | 深海 | 地質
関連ニュース

関連する環境技術