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 ヨーロッパ投資銀行、フィンランドの廃棄物利用熱電併給プラントを支援

発表日:2010.09.03


  2010年9月3日、フィンランドのラハティ市で、廃棄物を利用した熱電併給プラント事業が始まった。このプラントは、廃棄物ガス化・ガス浄化・高効率燃焼等における新技術を大規模に利用し、一般廃棄物を熱と電気に変換するもので、年間25万トンの廃棄物を処理し、90MWの熱と50MWの電力を供給する予定だという。このプラントは、今後石炭火力発電の一部を代替するとともに、この地域での廃棄物埋立処分を大幅に減少させると見込まれる。この事業は、欧州連合の環境エネルギー技術目標と研究開発目標を推進するもので、ヨーロッパ投資銀行(EIB)が7500万ユーロを融資するほか、北欧投資銀行、地元のラハティ・エネルギー社、フィンランド政府の資金も投入される。EUの政策目標推進のための金融支援を使命とするEIBは、「フィンランドは、長年にわたり熱電併給技術とその大規模な地域共同利用に関して世界の主導的立場にあり、その国で今回のような将来性の高い事業が展開されることを歓迎する」としている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 廃棄物発電 | 最終処分場 | 廃棄物 | 投資 | 熱電併給 | フィンランド | ヨーロッパ投資銀行
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