イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、資源利用の効率化と廃棄物削減により、同国産業界は年230億ポンドのコストを削減できるとする報告書を公表した。原料利用の効率化と廃棄物の削減で年180億ポンド、エネルギー利用の効率化により40億ポンド、水利用の効率化により10億ポンドの削減が見込まれる。資源利用の効率化は、年2900万トンの温室効果ガス排出削減など環境に利益をもたらすだけでなく、競争力と雇用を生みだし経済を活性化させるという。コスト削減効果は、長期的な投資による潜在力を考慮に入れれば、さらに大きくなる可能性がある。大手デパートのマークスアンドスペンサーは、2010年にプランAという環境倫理プログラムを実施した結果、5000万ポンドの利益を得、再投資に向けることができた。報告書は、企業が資源利用の効率化を図るためには、まだ行動面や資金面での障壁、情報の不足が問題であると指摘している。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 環境配慮 | 水資源 | DEFRA | エネルギー効率 | 廃棄物 | 投資 | 資源効率 | グリーン経済 | イギリス環境・食糧・農村地域省 |
関連ニュース |
|