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 アメリカエネルギー省、次世代バイオ燃料の研究開発に3000万ドルを支援

発表日:2010.12.14


  アメリカエネルギー省(DOE)は、次世代バイオ燃料の開発に向け、小規模プロセス統合プロジェクトを支援することとし、申請の受け付けを開始した。これは、バイオマスからバイオ燃料への転換プロセスを最適化するプロジェクトを対象としたもので、例えば、バイオマスの糖化の効率を上げる前処理方法、糖を生成する安価で高効率の酵素、糖を燃料や中間産物に転換する発酵微生物などによるプロセス改善が想定されるという。今後3~4年で、助成枠の5件に合計3000万ドルを助成し、現在の自動車や給油設備を変更せずに使える、ガソリンやディーゼルに代わるバイオ燃料の開発を支援する。DOEのチュー長官は、次世代バイオ燃料を開発することで、アメリカのエネルギー安全保障、バイオ燃料産業の強化、クリーンエネルギーにおける雇用増大のほか、農家の所得増大にも役立つとしている。募集の詳細は連邦政府の専用ウェブサイトFed Connectに掲載されており、申請は2011年2月7日までとなっている。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード 微生物 | バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | DOE | バイオマス | 発酵 | ガソリン | 酵素 | 糖化 | エネルギー安全保障
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