アメリカエネルギー省は、トウモロコシ廃棄物を原料とするアメリカ初の商業規模セルロース系エタノール製造プラントの生産開始を発表した。プラントはアイオワ州エメッツバーグに建設され、半径30~40マイル圏内の農家で収穫されたトウモロコシの穂軸、葉、皮、茎を原料として利用する。これらのセルロース系バイオマスを、酵母や酵素などの生化学的変換テクノロジーを利用して輸送用燃料に変換する。完全稼働時には、年間2500万ガロンのセルロース系エタノールを製造し、これにより二酸化炭素排出量を年間約21万トン削減できるという。プラントの建設には、アメリカエネルギー省から約1億ドルの投資と研究支援を受け、エネルギー安全保障、温室効果ガス排出削減、国内農業やエネルギー産業の発展につながることが期待されている。エネルギー省は、このプラントは生化学的変換テクノロジーを利用したセルロース系エタノール製造の先駆けとして、今後の先進的なバイオ燃料事業に有益な情報を提供するだろうとしている。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | DOE | セルロース | CO2排出量 | トウモロコシ | 廃棄物 | エタノール |
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