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 ドイツ、EUにおける小型商用車への排出規制を支持

発表日:2010.12.20


  欧州連合(EU)の環境相理事会が、小型商用車(ミニバン)からのCO2排出量に関する新しい規則を承認した。これは、小型商用車に対し、1キロメートル走行時のCO2排出量を、2020年までに147グラムとするもので、平均約27%の削減に相当する。また、2017年までの中間目標値として175グラムが決まり、2014年以降、段階的に導入されることになった。目標値を達成しない場合は厳しい罰金が科されるという。プラグイン・ハイブリッド車や電気自動車など、特にCO2排出量の少ない小型商用車に対する奨励策も予定されており、さらにLEDランプやエンジンの熱管理など、燃料消費量を追加的に削減可能な革新的技術も奨励策の対象となる。今回の規則は、2009年に導入された乗用車対象のCO2排出量規制に続くもので、これらの規制により道路交通量全体のCO2排出量は約6%削減できる見込みという。ドイツのレトゲン連邦環境大臣は、今回の規則を、「商用車の燃料消費を大幅に削減する明確な目標。地球温暖化防止と新技術開発に貢献する」と歓迎するコメントを公表した。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 地球温暖化 | 技術開発 | ドイツ連邦環境省 | BMU | ミニバン | 小型商用車 | 排出規制
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