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 ドイツ連邦環境省、特殊鋼製造工程のエネルギー効率改善プロジェクトに約54,000ユーロ補助へ

発表日:2010.06.15


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、Schmees特殊鋼製造所におけるパイロットプロジェクトに対し、環境イノベーションプログラムから約54,000ユーロを補助すると発表した。同社は、ポンプ設備やタービン設備、食品加工工場、薬品工場で用いられる特殊鋼を製造しており、新しいバーナー技術の導入により、年間で天然ガスを47,640立法メートル、CO2排出量を85.7トン削減するという。特殊鋼の製造工程では、溶けた金属を溶解炉から移動する際に、耐火材で内張りをした容器を加熱して用いるが、今回のパイロットプロジェクトでは、この容器の加熱に新しいタイプの多孔性バーナーを採用。これにより、加熱を直接かつ均一に調整可能となり、必要な耐火材の量が少なくなるとともに、容器の耐用時間も長くなる。さらに、発生する排ガスは回収され、廃熱は二次利用が可能になるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース 
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 天然ガス | ドイツ連邦環境省 | BMU | エネルギー効率 | 廃熱 | 特殊鋼 | 耐火材 | バーナー
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