ドイツ初の洋上風力発電所「alpha ventus」に、EU委員会が3000万ユーロの支援を承認した。風力発電の拡大は、気候変動対策とドイツのエネルギー計画達成への主要な柱であり、ドイツ政府は、洋上風力発電により2030年までに2万5000メガワットの発電出力達成を目指している。こうしたことから、レトゲン環境相は、「目標達成には、たゆみない開発推進が不可欠であり、CO2排出量ほぼゼロの電力供給に向け、今回のEUの支援はきわめて時機を得たもの」と歓迎している。これまでもドイツ国内で洋上風力発電プロジェクトの建設許可はおりているが、実現には至っておらず、alpha ventusも、沿岸から遠く離れた水深25メートルの海域という立地から、技術的課題が大きかった。今回は、同プロジェクトを運営する共同事業体(DOTI)がこうした事業リスクを引き受け、実現となった。この発電所で行われる研究からは、今後の洋上風力発電所建設に向け、技術・環境両面で価値ある知見が得られるという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2 | 技術開発 | 欧州委員会 | EU | ドイツ連邦環境省 | BMU | 沿岸 | 洋上風力発電 | DOTI |
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