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 ドイツ、学校のコンピューター室のエネルギー対策パイロットプロジェクトを実施

発表日:2011.01.19


  ドイツ連邦環境省は、重点助成「ITをグリーンに」において、ドイツ西部のスタインフルト郡が実施するパイロットプロジェクトに対し、環境イノベーションプログラムから3万7000ユーロを供与すると発表した。このプロジェクトは、郡内の実業高校のコンピューター室で、既存のデスクトップパソコンをシンクライアントに交換し、冷房用エネルギーの削減を目指すもので、学習用のコンピューターを、中央サーバーに接続されているキーボードとモニターのみで構成し、これまで利用してきた薄型モニターも、LEDモニターや液晶モニターに交換する。また、サーバーの仮想化を行い、光ケーブルで接続された隣接のミュンスター専科大学で運用する。同プロジェクトにより、年間44トンのCO2削減と1万5200ユーロの電力費の削減が見込まれるほか、機器とその設置にかかる費用の削減や、コンピューター室内の空気の改善も期待されており、その実効性確認のため、旧来の装備を残したコンピューター室との比較も行われる。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 消費電力 | 学校 | グリーンIT | ICT | ドイツ連邦環境省 | BMU | コンピューター | 仮想化 | シンクライアント
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