国連環境計画(UNEP)と国連人間居住計画(UN-Habitat)は、「世界水の日」にアフリカの水資源管理に関する迅速対応評価の報告書を発表した。これによると、アフリカでは過去50年間、世界で最も急速に都市化が進んだが、その結果、水供給と衛生設備の問題が深刻化している。現在、アフリカの人口10億の40%が都市部に、さらにその60%が水・衛生環境の劣悪なスラムに暮らしている。安全な飲料水を利用できない都市人口は、1990年の3000万弱から2008年には5500万超に急増、適切な衛生設備のない人口は、同期間に倍増し1億7500万に達したという。同報告書はこうした状況が今後も続くと予測し、1)環境をふまえた都市の水管理、2)政府や市当局を補完する民間部門の役割の認識・支援、3)市場本位の手法が最善策とは限らないとの認識、4)森林や保護区と水供給との関連性についての知識の普及、などを考慮した解決策や政策介入を提言している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 水資源 | 国連環境計画 | UNEP | アフリカ | 飲料水 | 衛生 | 都市化 | 国連人間居住計画 | UN-Habitat | 水供給 |
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