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 欧州委員会、EU各国の中小企業におけるエコイノベーション推進についての調査報告書を公表

  欧州委員会は、原材料費上昇の現状を受け、その対策としてのエコイノベーション推進についてEU各国の中小企業を対象に行った世論調査「ユーロバロメーター」の報告書を公表した。これによると、調査した企業の75%において原材料費が過去5年間で上昇し、90%の企業が今後上昇すると見ている。また、エコイノベーションの推進状況については、50%強の企業が過去5年間に材料効率を高める技術を導入し、過去2年間にエコイノベーションを導入した企業の40%強が、生産単位あたりの原材料使用を最大で2割削減できたという。大半の企業が、原材料不足とエネルギー価格上昇の対策としてエコイノベーションを重視しており、その促進のため70%強の企業がビジネスパートナーや外部情報・知見を必要としていることが分かった。ただし、不確実な需要や外部資金の不足といった経済的な制約がエコイノベーションへの投資を阻む大きな障害となっており、欧州委員会では、2011年夏までに、さらなる企業支援に向けた行動計画の提示を予定している。