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 アメリカエネルギー省の研究所、省エネ効果が高い次世代クールルーフの開発をダウケミカル社と共に開始

発表日:2011.04.14


  アメリカエネルギー省は、同省のオークリッジ国立研究所とローレンス・バークレー国立研究所が、ダウケミカル社と共同で、エネルギー消費を大幅に削減する次世代クールルーフの研究開発に乗り出すと発表した。クールルーフは、太陽光を反射する素材で屋根や屋上表面を覆い、建物内に伝わる熱を抑える技術。両研究所は共同で、これまでのクールルーフ技術開発の蓄積をもとに、既存のものよりエネルギー消費が50%以上少なくなる太陽光反射塗料を開発する。また両研究所はダウケミカルと共同で、埃や微生物繁殖に対するルーフ塗料の耐久性向上を図る。新塗料を使用すると、商業ビルの屋上面積1万平方フィート(約929平方メートル)当たり、二酸化炭素の年間排出量を5トン削減することができ、冷房用の電力も最大25%削減できるという。全米では、商業ビルの屋上面積200億平方フィート(約18.6億平方メートル)が、同技術の潜在的な適用対象として見込まれる。チュー・エネルギー省長官は「クールルーフは、もっとも手軽で費用のかからない温室効果ガス排出量削減法である」と述べている。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | CO2 | アメリカエネルギー省 | DOE | 高反射塗料 | 屋上 | 屋根 | 商業ビル | ダウケミカル社 | クールルーフ
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