環境保全型農業に取り組む農業者を支援する、環境認証制度の草案が正式に決まった。環境グルネル会議で、この制度設立を任務とする実行委員会が、2011年4月20日、農業・食料・漁業・農村地域・国土整備省で会合し、この法令の文案を承認した。環境グルネル会議では、持続可能な発展を目指す農業者の努力を積極的に認めようとしており、こうした農業者を支援する有効な手段として、認証制度の導入案が浮上していた。今回実行委員会で承認されたのは、この制度の実施に必要な法令の草案で、制度の全体的な骨組み、環境パフォーマンスの各レベルに対応する基準、「高環境価値農法による生産品」と表示するために満たすべき条件等が記されている。同法令は、2011年6月30日までに公布される予定で、これに先立ち、草案についての意見募集が4月21日から5月8日まで行われている。