世界資源研究所(WRI)はC40世界市長サミットにおいて報告書を公表し、気候変動への適応は、都市が抱える不公正を是正しつつ、主要サービス・インフラの整備、生態系保護、経済成長、持続可能な開発などを相乗的に達成するための好機であると報告した。2050年には世界の人口の3分の2が都市部に住むようになると予測され、特に脆弱な人々が多い途上国の都市が急速に拡大しつつある。都市をより公平でより持続可能な成長へと転換させる変革的な気候適応策が不可欠であるという。報告書は都市の気候適応の抜本的な変革のための以下の3つの行動領域を示した。1)気候リスクに関する情報を都市インフラ・サービスの計画・供給の中心に組み込むとともに、その情報に基づいて行動する地域の能力を高める、2)脆弱な立場のコミュニティと非公式な居住地の生活水準の向上によって気候回復力を構築するとともに、地域の経験・知識を活用する、3)水・高温リスクの総合的な管理には、自然に基づく解決策を優先する。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 持続可能 | 世界資源研究所 | 経済成長 | 気候リスク | 生態系保護 | 世界市長サミット | インフラ・サービス | 気候適応 | 水・高温リスク |
関連ニュース |
|