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 アメリカ国立科学財団、人間と環境の相互作用を探る研究プロジェクトに2100万ドルを助成

発表日:2011.09.21


  アメリカ国立科学財団(NSF)は、統合的自然人間システム動態(CNH)プログラムを通じ、総額2100万ドルとなる助成プロジェクトを発表した。CNHプログラムは、自然のプロセスと人間の行動が相互に及ぼす影響について理解するため、NSFの複数部門が共同でアメリカ国内の科学者や技術者、教育者らに送る助成金で、今年で5年目になる。今年は特に、人間と自然との複雑な相互作用を理解するため、さまざまな分野の科学者が協力しお互いの視点を生かす必要性が重視されたという。こうした学際的研究により、環境・資源・人間が一つのシステムとして作用する仕組みの理解に新たな知見が加えられ、今後、より効果的な環境問題への取組が期待されるという。プロジェクトの例として、カリフォルニア州の農場所有者の行動や認識が湿地の数や分布に及ぼす影響、ボリビア・ウガンダ地域住民の知識や文化的価値観が森林資源に関する意思決定に果たす役割、マヤ滅亡に寄与した文明と環境との相互作用等がある。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 環境総合
キーワード 森林資源 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 湿地 | 自然環境 | 科学者 | 人間活動 | 相互作用 | 学際 | マヤ文明
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