アメリカ国立科学財団(NSF)は、「気候変動教育パートナーシップ」(CCEP)プログラムの下、2010年の支援対象となる15プロジェクトを発表した。気候科学は複雑かつ学際的であり、また科学研究は日々進歩するため、気候変動の教育は容易ではない。CCEPは、気候科学者、科学教育の専門家、および教育従事者の間での連携により、地球規模の気候変動とその影響について一般国民の理解を深めるとともに、次世代の科学者と教育者を育てることを目指すものである。気候変動の影響は、地域ごとに異なることから、CCEPでは、環境テーマや地域に合わせてプロジェクトを支援できる仕組みをとるという。各プロジェクトでは、気候に関する画期的な学習方法や科学的根拠のある教材の開発と普及に取り組み、今後2年間の研究・計画期間を経て、2012年度に計画の実施を開始する予定である。気候変動の教育は、アメリカ国立公園局や海洋大気庁、航空宇宙局などでも優先事項とされ、「CCEPはさらなる連携を構築し、国内における気候変動教育の規模拡大に役立つ」とNSFのCCEP責任者は述べている。
情報源 | アメリカ国立科学財団 プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ国立科学財団(NSF) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | NOAA | 気候変動 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 環境教育 | 環境学習 | 科学者 |
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