アメリカエネルギー省(DOE)は、カリフォルニア州とオハイオ州で実施される大規模炭素隔離事業に1億2660万ドル以上の資金を提供すると発表した。この事業は西海岸地域炭素隔離パートナーシップ(WESTCARB)と中西部地域炭素隔離パートナーシップ(MRCSP)が実施するもので、安全かつ永久的・経済的に、100万トン以上のCO2を貯留できるかについて実証試験を行う。調査対象となる地層はアメリカ国内で最も炭素貯留に有望とされ、北米の主要排出源から排出される100年分のCO2を貯留できると考えられている。事業では、まず研究者らが調査地点の特徴を把握し、24ヶ月にわたってモデリング、モニタリング及び必要なインフラの改善を行った上で、100万トン以上のCO2を地層中に抽入し、その後もモニタリングを実施する。今回の実証試験は、炭素隔離技術の商業化に必要なインフラを整備し、アメリカが温室効果ガスを削減しながら豊富な石炭資源を活用し続けるのに役立つと期待されている。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CO2 | アメリカエネルギー省 | DOE | 炭素貯留 | 炭素隔離 | 西海岸地域炭素隔離パートナーシップ | WESTCARB | 中西部地域炭素隔離パートナーシップ | MRCSP |
関連ニュース |
|