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 アメリカ・オバマ大統領、バイオ燃料やCO2回収・貯留を促進

発表日:2010.02.03


  アメリカのオバマ大統領は、エネルギー面での自立を強化する戦略の一環として、バイオ燃料の生産、クリーン石炭技術を促進する対策を発表した。大統領は超党派の会合において、(1)2022年までに360億ガロンのバイオ燃料を生産し、温室効果ガス排出量を1億3800万トン削減するという環境保護庁(EPA)の「再生可能燃料基準」、(2)バイオマスのバイオ燃料への転換に財政支援を行う、農務省の「バイオマス作物支援プログラム」(BCAP)に関する規則案、(3)持続可能なバイオ燃料産業の育成と先端バイオ燃料の商業化促進戦略をまとめた、省庁間バイオ燃料作業部会の報告書、という3つの重点対策を説明。さらに、CO2回収・貯留に関する省庁間作業部会を設置し、2016年までに商業化に向けた実証事業を5~10件実施するよう指示した。また、オバマ大統領は、クリーンエネルギー分野の雇用や事業への投資は経済的にも良いことであり、安全保障上も正しいとして、エネルギーと気候変動に関する包括的な法案を成立させるべきだと強調した。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード クリーンコールテクノロジー | CCS | CO2 | 石炭 | バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | DOE | 温室効果ガス | バイオマス | オバマ大統領
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