アメリカエネルギー省(DOE)は、レアアース等のクリティカル物質に関する新たなエネルギーイノベーションハブを設置し、5年間で最大1億2000万ドルの資金を提供すると発表した。対象となるプロポーザル(研究提案)は大学や研究機関、民間企業などから公募し、この秋に選定結果を発表する。プロポーザル提出にあたっては、パートナーシップの構築も推奨している。磁気や触媒、発光などの特性を持つクリティカル物質は、電気自動車や風力タービンなどのクリーンエネルギー技術には不可欠であるが、一方で供給リスクも懸念されている。DOEでは、新たなハブを形成し、分野横断的な取り組みを進めることにより、クリティカル物質の安定供給と依存軽減を図るとともに、クリーンエネルギー技術におけるアメリカのリーダーシップを確保し、エネルギー安全保障の強化を目指す。新たなハブでは、同省が発表したクリティカル物質戦略に関する報告書に基づき、選鉱から効率的利用、使用後のリサイクルに至るまで、各物質の全ライフサイクルにわたってさまざまな問題に取り組んでいくという。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | 風力発電 | 電気自動車 | アメリカエネルギー省 | DOE | レアアース | クリーンエネルギー | 研究開発 | イノベーション | 安定供給 | クリティカル物質 |
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