海外ニュース


 欧州環境局、2011年新車の平均CO2排出量は前年比3.3%削減と試算

発表日:2012.06.20


  欧州環境局(EEA)は、2011年にEU内で登録された新車のCO2排出量について試算を公表した。登録された1280万台の平均CO2排出量は1km走行当たり135.7gとなり、2010年に比べて4.6kg少なく、割合では3.3%削減された。燃費のよいディーゼル車が引き続き増加傾向にあることや、ガソリン車の性能が向上し、ガソリン車とディーゼル車のCO2排出量の差が1km当たり3.2gに狭まっていることなどが、長期的な排出削減に寄与しているという。新車の燃費が毎年改善されていることについて、EEAは規制が業界を後押しして得た成果と評価し、電気自動車の販売が上向いたことも好材料と捉えている。EUでは、全CO2排出量の5分の1を道路輸送が占めるため、これを削減するために、自動車業界全体で排出量を2015年までに1km当たり130g、2020年までに95gに削減する目標を定めている。EEAは昨年、この目標の達成は困難としていたが、今年の傾向が続けば2015年の目標は達成可能としている。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 地球環境
キーワード 燃費 | CO2 | 自動車 | ディーゼル車 | EEA | 排出削減 | 新車 | 欧州環境局 | ガソリン車 | 道路輸送
関連ニュース

関連する環境技術