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 欧州環境庁、欧州の新車のCO2排出は2014年も引き続き減少と報告

発表日:2015.11.26


  欧州環境庁(EEA)は、欧州で販売された新車(乗用車・バン)のCO2排出が2014年も引き続き減少したとする報告書を発表した。これによると、2014年に販売された乗用車の平均CO2排出量は123.4g/kmで、2015年を期限とするEU目標(130g/km)を大幅に下回り、また、バンに関しても、2017年目標(175g/km)を下回る169.1g/kmだった。ほとんどのメーカーが個別に設定された目標値を達成したという。報告書ではこのほか、燃費が前年比2.5%向上、全新車登録台数(乗用車1250万台、バン150万台)に占める割合は依然としてディーゼル車が最大(乗用車53%、バン97%)、ディーゼル車の平均CO2排出量はガソリン車を僅か2.5g/km下回る123.2g/km、等が指摘された。なお、報告された各社のCO2排出量は試験場での標準走行試験で計測されている。この試験は実際の走行条件を必ずしも反映しておらず、その解決策となる世界共通の試験方法が策定された。ただしEUでの導入時期は未定だという。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境
キーワード 燃費 | CO2排出量 | ディーゼル車 | 欧州環境庁 | EEA | 排出削減 | 乗用車 | ガソリン車
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