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欧州の自動車メーカーは引き続き期限より早くCO2排出削減目標を達成、欧州環境局が公表
発表日：2014.10.30
欧州環境局は、欧州のほとんどの自動車（乗用車・バン）メーカーが、引き続きEUの期限より早くCO2排出削減目標を達成しているとの報告書を公表した。これによると、2013年に販売された乗用車の走行1km当たりの平均CO2排出量は126.7gCO2/kmで、2015年を期限としたEU目標（130gCO2/km）をすでに達成。バンについても2013年の実績は、2017年目標（175gCO2/km）を下回る173.3gCO2/kmだった。この他、2013年の新車の平均燃費が2010年比で14%向上、2013年登録の乗用車で平均排出量が最も低かったのはルノー社、欧州84メーカーのうち55社が2013年の各社個別目標を達成、電気自動車の割合は少ないが近年急増、等が報告された。一方、EUで行われる自動車走行の標準テストが実際の走行条件とは異なるとの懸念から、報告書では標準テストと実際の走行でCO2排出量を比較。その結果、実際の走行での排出量が平均で約20%高いことが分かり、今後新たなテスト方法を導入するという。
