2012年2月に発足した「短寿命気候汚染物質(SLCP)削減のコアリション」(CCAC)に、同7月24日、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ヨルダン、イギリスの7カ国が参加し、加盟国・機関は21になった。SLCPであるメタン、ブラックカーボン(煤)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)は健康や農作物、気候に広範な損害を及ぼすとされるが、早期削減により気候変動への直接的な効果が期待できるので、加盟国増加により、5つの国際的取組の加速強化が期待される。5つの取組とは1)世界のメタン排出の1/3を占めるゴミ埋立地のメタン排出削減、2)旧式煉瓦焼成炉の改修、3)ディーゼル排ガス対策、4)HFC代替物質開発、5)石油・ガス産業の漏れ防止策等によるメタン排出削減、である。今回の加盟国を含むG8各国は、CCAC加盟機関である世界銀行に、SLCP対策統合のための報告書作成と、メタン排出削減のため「実績に応じた給付」等の新たな経済的手法の評価を依頼した。
情報源 | 国連環境計画 (UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画 (UNEP) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 気候変動 | メタン | 国連環境計画 | UNEP | 排出削減 | HFC | ブラックカーボン | SLCP | CCAC | 短寿命気候汚染物質 |
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