「短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化のコアリション」(CCAC)に、環境問題で指導的役割を果たしている有力NGOの5団体が新たに参加した。CCACは、短寿命気候汚染物質(SLCP)であるメタン、ブラックカーボン(煤)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)の早期削減を図る国際的取組。今回のNGO参加により、2012年2月に発足したCCACの加盟国・機関は27になった。SLCPはレンガ焼成、ディーゼル排ガス、ゴミ埋立地、石油・天然ガス産業等から排出されるが、排出を早期に削減すれば、2050年までに予想される温暖化を0.5℃抑制することが可能となるほか、年間で200万人以上の早死、3000万トン以上の農作物被害を防げるという。今回、「ガバナンス・持続可能な発展研究所」(IGSD)、「クリーンエア・タスクフォース」(CATF)等、国際的な実績があるNGOの参加により、世界的な規模で取組参加の広がりが期待できるという。CCACは他にも多くのNGOの参加を呼びかけている。
情報源 | 国連環境計画 (UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画 (UNEP) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | メタン | 国連環境計画 | UNEP | HFC | 大気浄化 | ブラックカーボン | SLCP | CCAC | 短寿命気候汚染物質 |
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