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 気候エネルギーソリューションセンター、短寿命気候汚染物質削減への政策提言を公表

発表日:2013.03.12


  気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)は、気候変動に影響を及ぼしている短寿命気候汚染物質(SLCP)の削減に向けた政策提言を公表した。主なSLCPとしてブラックカーボン、メタン、ハイドロフルオロカーボン(HFC)を挙げ、1)ノンフロン製品の購入等に関する大統領令の発令、2)ガス・石油事業等によるメタン排出を抑制するための環境保護庁の規則およびプログラムの強化、3)カーエアコン等に使用されているHFC-134aの段階的廃止、4)ブラックカーボンの排出源である大型車両用ディーゼルエンジンの改良および交換を促進するためのプログラムの策定、5)北極圏のブラックカーボンの影響を軽減するため北部各州における野焼きの時期変更の可能性の実証、など既存の権限下で可能な行政措置を示した。C2ESのサイデル上級顧問は「気候変動に対する長期的な取組みとして炭素の排出削減は重要であるが、SLCPの削減は短期的な温暖化抑制に役立つ」として、連邦政府がSLCPの削減に模範を示すべきであると述べた。

情報源 気候エネルギーソリューションセンター(C2ES) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)(旧:地球規模の気候変動に関するピューセンター)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 気候変動 | メタン | HFC | ブラックカーボン | ハイドロフルオロカーボン | 気候エネルギーソリューションセンター | C2ES | SLCP | 短寿命気候汚染物質
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