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 欧州委員会、海洋ゴミ削減に向け現行政策検討など取組を推進

発表日:2012.11.16


  欧州委員会(EC)は、2025年までに海洋ゴミの大幅削減を実現するというRio+20での国際合意を踏まえ、EUの海洋ゴミ問題に関する意識向上と協議推進のため、関連する法令や政策、及び現在・今後の取組等をまとめた文書を公表した。文書では、問題解決には、水や廃棄物、海洋・自然保護等に関する各種政策や、船舶・港湾インフラ関連法等がすべて重要で適切に実施しなければならないと指摘している。海洋ゴミの多くはプラスチック類で、場合によっては何百年も海洋に残留し、海洋生物や生態系に影響を及ぼす。また欧州の沿岸域では、ゴミの処分に年間数百万ユーロも投じているという。またEUは2008年、「2020年までに良好な海域環境を実現する」ことを目指す「海洋戦略枠組み指令」を採択しており、EU加盟各国はすでに海域状況の初期評価等についての報告書を提出した。今後ECは、今回の文書や各国の報告を基に、2013年4月開催予定の欧州海域の海洋ゴミに関する国際会議に向け、最善の対策推進方法についてEU加盟国や地域海条約等と協議を進めるという。

情報源 欧州委員会 プレスリリース 欧州委員会 海洋戦略枠組み指令
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 ごみ・リサイクル 自然環境
キーワード 海洋生物 | 生態系 | プラスチック | 欧州委員会 | 廃棄物 | 海域 | 海洋ゴミ | Rio+20 | 海洋戦略枠組み指令
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