近畿大学と(株)ナニワ炉機研究所は、バイオコークスの生産能力を高めた新型製造機を開発したと発表した。同大学では、次世代バイオ・リサイクル燃料「バイオコークス」の開発を進めており、2012年12月1日に「近畿大学バイオコークス研究所」を開設している。バイオコークスは、茶葉や木くずなどさまざまな自然由来の原料を乾燥・粉砕してからシリンダーの中に充填し、圧力をかけて硬度を高めながら加熱と冷却を加え、円筒形の固形燃料に仕上げたもの。今回、連続でバイオコークス生成を可能にすることで生産能力を従来機の約4倍に高めた新型連続製造機を開発した。同機は従来機から省電力化が進み、製造に必要な電力は従来機の20%にまで低減している。同機は、バイオコークス製造販売を行う事業者にとって、プラント導入コストと運転コストの双方を軽減できるため、今後のバイオコークス普及に役立つことが期待されるという。
情報源 |
近畿大学 プレスリリース
近畿大学 バイオコークスプロジェクト |
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機関 | 近畿大学 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | リサイクル | バイオマス | 近畿大学 | バイオコークス | 固形燃料 | ナニワ炉機研究所 | 製造 |
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