近畿大学は、北海道下川町等と協力し、植物由来のリサイクル燃料「バイオコークス」を同町内のビニールハウスの暖房用燃料として活用することで、一次産業への依存度が高い小規模都市における低炭素化のモデルを実証するプロジェクトを開始したと発表した。同プロジェクトは、経済産業省の「低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」に採択された「北海道発・草本資源を利活用した次世代ゼロ・エミ燃料による低炭素社会への実証モデル」。バイオコークスは、光合成由来バイオマスを原料とし、石炭コークスの代替となるゼロ・エミッション(廃棄物ゼロ)の固形燃料で、植物由来のためCO2排出はゼロカウントとされる。道内の約9万棟の農業用加温ハウスの暖房は、主として重油・灯油ボイラーに依存しており、この分野でバイオコークスが代替燃料となれば、化石燃料依存を解消し、CO2排出量を大幅に削減する効果が見込まれるという。
情報源 |
近畿大学 ニュース
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機関 | 近畿大学 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | CO2 | リサイクル | 低炭素社会 | バイオマス | 燃料 | 近畿大学 | 下川町 | バイオコークス | 暖房 |
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