大阪市は、市営地下鉄長堀鶴見緑地線の車内照明にLED照明を本格採用し、平成25年3月初旬から運行を開始する予定と発表した。LED照明は、従来の蛍光灯と比較すると、同程度の照度を確保した条件で約50%の消費電力の削減が見込まれ、地球温暖化の原因となるCO2排出量の抑制につながる。また、長寿命であるため廃棄物が削減でき、環境への負荷も低減することができる。今回、同市では、長堀鶴見緑地線の車両の車内照明に、関西の地下鉄車両で初めてLED照明を導入した。さらに、灯具全体をスリムな形状に変更して天井スペースを広げ、広々とした車内空間をつくるとともに、乗降扉付近の天井部に手すりを増設することで、安全性と快適性を向上させたという。同市では、今回導入の列車以降、順次主要な機器や外装などを更新するリフレッシュ改造に併せてLED照明を導入していく。