国内ニュース


 日本コカ・コーラ(株)など、自販機を活用してヤンバルクイナ保護に必要な条件の抽出に成功

発表日:2013.02.28


  日本コカ・コーラ(株)、沖縄コカ・コーラボトリング(株)、NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄は、飲料自販機を活用して、自然環境音からヤンバルクイナ保護に必要な条件の抽出に成功したと発表した。ヤンバルクイナは、1981年に新種として発表され、世界中で沖縄本島北部の自然豊かな森の、やんばる(山原)地域にのみ生息する。個体数が少ないことからその生態には不明な点が多く、その生息状況を正確かつ継続的に把握することが強く求められている。今回、飲料自販機にICレコーダーを設置し、録音した自然環境音からヤンバルクイナの鳴き声を抽出。解析した結果、自然音がほとんど入らない空白の周波数帯の中で極めて特徴的な波形の鳴き声を出すことが判明。どうぶつ達の病院 沖縄では、今後、人工音がヤンバルクイナの生活に与える影響を研究し、この空白の周波数帯を含む周辺環境音と車両走行音などがヤンバルクイナの生活とどう関係するのかを解明すれば、多発傾向にあるロードキル防止に向けた、より実効性の高い事前防止策の検討が可能になるという。

情報源 日本コカ・コーラ(株) ニュースリリース
機関 日本コカ・コーラ(株) 沖縄コカ・コーラボトリング(株) NPO法人どうぶつたちの病院 沖縄
分野 自然環境
キーワード 日本コカ・コーラ | 絶滅 | 生息地 | 保護 | 鳥類 | ヤンバルクイナ | 沖縄コカ・コーラボトリング | どうぶつたちの病院 沖縄 | 自販機
関連ニュース

関連する環境技術