国土交通省は、燃費基準達成建設機械認定制度を開始すると発表した。同省では、建設施工の環境対策として、騒音や有害排出ガスなど沿線環境への負荷を低減した建設機械を指定する制度を従前より運用し、直轄工事での積極的利用を図っているが、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスの排出による地球温暖化についても具体的かつ実効力のある対策によりCO2排出削減を図っていく必要がある。今回、燃費性能の優れた建設機械や建設施工に関する建設業者による自発的な活動の実施を促進することを目的として、「燃費基準達成建設機械の認定に関する規程」を定め、この規程に基づき国土交通省が燃費基準を達成した建設機械の認定を開始する。対象となる建設機械は、CO2排出寄与率の高い3機種(油圧ショベル・イールローダ・ブルドーザ)で、建機全体の約60%になるという。