富士フイルム(株)は、平成20年8月1日より、子会社の富士フイルムオプトマテリアルズ(株)で天然ガスコージェネレーション設備の稼働を開始し、国内主要6工場全てで天然ガスコージェネレーションの導入が完了すると発表した。これにより、燃料転換によるCO2排出量削減効果は、2009年度にはグループ全体で16万トン強となる見込み。今回導入される天然ガスコージェネレーション設備は、1万7000kWの高効率ガスタービン型で、エネルギー供給を新日本石油(株)に全面委託して、エネルギー調達コストの低減と設備のオフバランス化を図っている。また、工場の廃熱を回収して製造工程に再利用する省エネ設備を導入し、エネルギー効率の最適化を図っている。さらに、開発や生産工程におけるエネルギーロス削減等も進めることにより、富士フイルムオプトマテリアルズでは、2009年度に年間約4.5万トンのCO2排出量削減を見込んでいる。